甘鯛 10月~5月
桜を思わせる艶やかな薄紅色の姿。柔らかな食感と、噛むほどに増す。ほんのりとした甘み。甘鯛は夏季を除き、ほぼ一年を通して美味しくお召し上がりいただけます。萩近海の見島沖で水揚げされる甘鯛は、高級品として流通する食通垂涎の的。萩を語る上で欠かせない海の幸です。
主に当宿で使用するのは、全国有数の産地である北浦地区産のムラサキウニやバフンウニ、クロウニ。姿や色に違いこそあれど、大きめの粒一つひとつに潜む雑味のない甘みと濃厚なコクはまさに絶品。鮮度の良さはいうまでもありません。
おいしい食事に合わせておいしい地酒はいかがですか?
萩は、山口県でも上位を争う銘酒の産地です。
美しい水と酒造りに欠かせない美味しいお米、そして豊かな自然と歴史に育まれた萩の地酒は、萩の旅情をいっそう楽しいものにしてくれます。
「喜一郎」
萩の市中で名杜氏・南野清美が酒を醸す長陽福娘。
中でも、喜一郎は傑出した出来映えの辛口純米酒。
「澄川」
軽みのあるスッキリとした飲み口の辛口純米酒。
「長門峡」
ほのかな吟香をまとったキレの良い純米吟醸酒。
「全国からお越しいただくお客様をおもてなしするにふさわしい本物の萩の味をお楽しみください。
私たちは、萩の迎賓館の宴に相応しいお料理をお出しする責任があります。
真面目に素材と向き合い、上質の材料で最上のお料理を提供することを信条としています。
老舗の伝統を守りながら、その上でさらにお喜びいただけるお料理を目指し続けます。
それぞれの季節を感じながら、見ても食べても楽しめる料理を作ることが重要と考えます。それは、順に運ばれる料理の見た目も味もストーリー化させるということです。
魚は萩のもの、野菜も日本国産のその時々の美味しいものを使用します。季節毎に旬の食材をベストな調理法で提供し続けています。
春は甘鯛。全ての魚に言えますが、包丁を入れた段階で脂のノリが違うことが分かります。ほぼ一年を通して美味しくお召し上がりいただける食材ですが、これほど春が似合う魚もありません。目と鼻の先の見島沖から直送される極上品を使用します。夏はオコゼ。味はあのトラフグに勝るとも劣らず。「夏のふく」といわれる幻の味です。萩沖で水揚げ、直送された新鮮な極上品を使用します。
秋から冬にかけては萩名物ふぐと戻り鰹にアンコウです。ふぐは、本場山口での呼び名は「ふく」。「福」につながり縁起が良い、というのが理由の一つです。全国一の集積地・下関経由ではなく日本海の萩沖から直接仕入れたものを使用。すべての人を一瞬で笑顔に変え、まさに「福」なるひとときを運びます。
戻り鰹は、萩で提供しているものは脂が素晴らしく、両面炙り焼にし、わさび醤油で食すのが絶品。アンコウは、水揚げ日本一の下関直送のものを使用しています。また、肉料理も提供しておりますが、使用するのは三種のブランド肉(見蘭牛、むつみ豚、長州赤鳥)です。
季節毎の旬の食材を余すことなく使用し、忘れられつつある日本料理の伝統的な知恵と技を駆使して迎賓館の宴に相応しい逸品に仕立て上げます。常茂恵の料理は、味・形・色彩のすべてに妥協をしていません。ぜひこの機会に味わい、お確かめください。